人の噂も七十五日と言われていますが、今はもっとSNSでは拡散して一気に収束しますね。だいたいひと月くらいでしょうか。
さて、蕎麦七十五日という言葉を耳にしたこともある方もいらっしゃると思うのですが、この約2ヶ月半は、どういう意味があるのか、ちょっと気になったので調べてみました。
辞書によると
①初物(はつもの)を食べると長生きするという日数。
② しばらくの間。そう長くない期間のたとえとしていう。
とのことで、蕎麦に限らず、「たとえ」として使われる日数のようです。
①の初物に関連すると、お蕎麦は、成長が早く、品種によりますが大体3ヶ月もすれば、収穫できます。
蕎麦といえば秋蕎麦をイメージするかと思うのですが、品種によって夏収穫する夏蕎麦もあります。
と言うことは、蕎麦は夏と秋に初物が食べられるので一年で150日長生きができることになります。
昔ほどではないにして、今でもご家庭では、蕎麦に限らず季節ごとに必ずと言って良いほど初物が食卓に登場するのではないでしょうか。
シーズンごとに初物を食べ続けると永遠に生き続けることができてしまうわけです。